ライフサイエンス研究支援や遺伝子治療などの先端医療の社会実装化に向けた取り組みを通じて、人々が健康的な生活を楽しむことのできる社会づくりに取り組んでいます。

世界のライフサイエンス研究と発展への支援

タカラバイオではライフサイエンス分野の基盤研究から産業応用まで、1万点に及ぶ多様な製品とサービスを提供しています。日・米・欧・中のグローバルで多極的な製造施設の整備を進め、安定的な製品供給により、世界のライフサイエンス研究の発展を支援しています。

遺伝子解析技術の検査や診断分野への応用

研究用試薬事業で培った遺伝子工学技術をベースに、感染症の原因となるウイルスの検査製品に加え、世界各地の特性や需要に合わせた"グローカル"な製品開発に注力しています。

ライフサイエンスコミュニティへの貢献

バイオ研究者に向けた技術セミナーをはじめ、ライフサイエンス・バイオ関連の各種学会やイベントの協賛を通じ、ライフサイエンスコミュニティを支援しています。大学や団体のセミナーに参加したり、大学生向けの広報ワークショップを開催して、バイオテクノロジーの社会的理解の促進に努めています。
また、オープンイノベーションを通じ、アカデミア発の技術シーズの事業化を進めています。

遺伝子治療発展への取り組み

遺伝子や細胞を扱う技術を生かした創薬基盤技術の開発や実用化を通じ、アンメットメディカルニーズを満たす遺伝子治療関連技術の開発を進めています。また、再生・細胞医療・遺伝子治療製品の開発・製造を支援するCDMO事業を推進するほか、新モダリティに対応した製造補助剤の開発・販売にも取り組んでいます。

タカラバイオグループ サステナビリティ・プラン2025

テーマ:世界のライフサイエンス研究と発展への支援

施策

2025年度達成目標

説明

ライフサイエンス研究・産業の発展を幅広く支援

グローバルで多極的な製造施設(日・米・欧・中)の整備を進め、安定的な製品供給により、ライフサイエンス研究の発展を支援する

中国の基幹工場から日・米・欧・印への各拠点に製造移管を進める

ライフサイエンスコミュニティへの貢献

① セミナー、ワークショップ開催を通じ、バイオテクノロジーの基礎から最新技術の普及を図る

・バイオ研究者向けウェビナーを年間約250回開催

・学会等で当社主催セミナーを開催(年間数回)

② オープンイノベーションを通じ、アカデミアシーズの事業化を推進する

アカデミアシーズの事業化として、JAK・STAT技術の臨床試験開始(TBI-2001)などを推進

③ バイオテクノロジーの社会的理解の促進に努める

・大学や団体のセミナーへの参加(年数回)

・大学生向けの広報ワークショップ開催(年1~2回)

テーマ:遺伝子解析技術の検査や診断への応用

施策

2025年度達成目標

説明

ウイルス等の検査・診断キットの提供

世界的に流行する感染症のウイルス検査製品に加え、世界各地の特性や需要に合わせた“グローカル”な製品開発により対象範囲を拡大する

検査対象となるウイルス・細菌種の範囲をグローカルニーズに合わせ拡大

テーマ:遺伝子治療発展への取り組み

施策

2025年度達成目標

説明

アンメットメディカルニーズを満たす遺伝子治療関連技術開発の推進

① TBI-1301の製造販売承認申請の準備を進め、社会実装化する

TBI-1301の製造販売承認準備の推進

② 再生・細胞医療・遺伝子治療製品の開発・製造を支援するCDMO事業を推進する

多様なモダリティや大量製造に対応したサービス提供

③ 新モダリティに対応した部素材を提供する

mRNA製造用酵素の開発・発売