CycleavePCR™ Assay Designer (SNPs) 簡単ガイド

■CycleavePCR Assay Designer (SNPs) について

CycleavePCR Assay Designer (SNPs) は、CycleavePCR法に適したSNP(1塩基置換)検出用プライマー・プローブを設計・オンライン注文するためのシステムです。目的遺伝子の塩基配列、検出対象塩基を指定するだけで、プライマー、プローブ候補を最大3種類設計し、配列・Tm値・増幅サイズ等の情報を開示します。配列確認後は、WEB上から注文が可能です。
CycleavePCR法:サイクリングプローブ法によるリアルタイムPCR

●操作方法 -概略-

詳細な使用方法については、こちらをご覧ください。


1. 条件設定と設計
設計条件(SNPサイトを含む設計対象配列、SNP siteの塩基)を入力してDesignボタンをクリックしてください。
CycleavePCR Primer&Probe条件設定画面

名前入力画面

sequence入力画面

SNP site入力画面

2. 設計結果
設計情報(配列、位置、Tm値など)は、設計結果表示画面で確認可能。
ご希望のセットを選び、プローブについてReporter標識を選択し、Cart Inボタンをクリックしてください。
Alignmentボタンをクリックすることで、Alignmentを確認できます。
設計結果表示画面


3. カート情報
ご注文の内容を確認してください。Nameは、適宜変更が可能です。
カート情報表示画面

4. ご注文
「レジへ」ボタンを押してオンライン注文フローへ進み、ご注文内容などを確認の上で、「注文」ボタンを押してください。登録メールアドレスに注文確認メールが届きます。

■SNP解析に適したプライマー・プローブ設計

CycleavePCR Assay Designer(SNPs)には、設計のノウハウを反映させたプログラムが搭載されています。
使用されるリアルタイム装置の機種や使用目的に応じ、Allele 1とAllele 2の識別(2波長)、どちらか一方の識別(1波長)の2通りから、反応系を選択することができます。

注)プローブの標識の選択

・1波長検出:FAM標識を推奨
・2波長検出:FAM標識と、ROXあるいはHEX標識の組合せを推奨
※ Life TechnologiesのリアルタイムPCR装置(例:Applied Biosystems 7500 Fast Real-Time PCR System、StepOnePlus Real-Time PCR System)で2波長検出の場合、ROX Reference Dye/ROX Reference Dye IIを使用の上で、FAM標識とHEX標識を選択し、HEX標識はVIC用フィルターで検出してください。

■オンラインで設計検索・注文もらくらく

設計後は、プライマー・プローブの配列、位置、Tm値、増幅産物の大きさ、プローブの向きなどの情報をオンライン上で開示し、そのままWEB上から注文が可能です。
プローブ合成のみをご希望の場合は、キメラプローブ合成をご利用ください。

■専用試薬との組合せで反応条件の至適化が不要

設計されたプライマー・プローブは、CycleavePCR Starter Kit(製品コード CY505S)または、CycleavePCR Reaction Mix(製品コード CY505A/B)との組合せで使用してください。

■各種リアルタイムPCR装置で利用可能

設計されたCycleavePCR用プローブ・プライマーは、Thermal Cycler Dice Real Time System、Smart Cycler Systemをはじめ、各種リアルタイムPCR装置で使用可能です。詳しくは弊社までお問い合わせください。

■コストパフォーマンス良好

従来のシーケンス法と比較してもコストパフォーマンス良好です。

■発注に際してのご注意

CycleavePCR Assay Designer (SNPs) システムは、SNP解析用として非常に高い特異性を得られる設計を行っておりますが、候補として提示されるプライマー・プローブは実験的な確認を行ったものではありませんので、反応性や特異性を保証するものではないことをご了承ください。