幹細胞・再生医療研究ガイド

幹細胞モニタリングツール

  • ◆ 肝細胞分化

    未分化な幹細胞から高度に機能を有する肝臓細胞への分化を誘導する上で、αフェトプロテイン測定とアルブミン測定との併用は、肝臓細胞の分化ステージと細胞機能の獲得状態のリアルタイムでの検知に有用です。

    幹細胞からの成熟肝細胞分化
    横にスクロールできます
  • ◆ 神経発生分化

    各生物種由来の神経発生分化マーカーの部分ペプチドで感作して得たポリクローナル抗体です。

    神経発生分化マーカー関連抗体
    横にスクロールできます
    【神経細胞分化状態のモニタリングに最適なツール】
    免疫抗原や特異性など、詳細はこちら 横にスクロールできます
    製品コード製品名マーカー遺伝子説明
    M194Anti-MouseL7/Pcp2, Polyclonal L7/Pcp2脳・神経細胞におけるプルキンエ前駆細胞の検出マーカー
    M202Anti-Human L7/Pcp2, Polyclonal
    M195Anti-Mouse Otp, Polyclonal Otp胚発生過程における後脳と視床下部ニューロンの検出マーカー
    M196Anti-Mouse Emx1, Polyclonal Emx1胚発生過程における大脳皮質ニューロンの検出マーカー
    M197Anti-Mouse Six3, Polyclonal Six3初期胚・脳形成における前脳・網膜領域の転写因子マーカー
    M198Anti-Mouse Otx2, Polyclonal Otx2胚発生過程における前脳および網膜視細胞(錐体細胞・桿体細胞)の分化を制御
    する最上流転写因子マーカー
    M227Anti-Human/Mouse Bf1, PolyclonalBrain factor 1大脳神経前駆細胞に局在する転写因子。
    大脳は、中枢神経系の発生過程において最も吻側に形成される終脳と呼ばれる位置に相当し、
    本転写因子はその終脳の発生に関連するとされる。
    M228Anti-Mouse Rx, PolyclonalRx眼の発生に関与し、網膜前駆細胞に特異的なタンパク質の発現にかかわる転写因子。
    早期の眼の原基において発現し、網膜細胞の運命決定に必要とされる。
    M229Anti-Human/Mouse Rx, Polyclonal (Guinea Pig)
    M230Anti-Mouse Irx3, Polyclonal Irx3中枢神経系の初期発生過程において神経板後方で発現する尾側神経にかかわる転写因子
    M231Anti-Human Crx, Polyclonal Crx光受容体と松果体に発現し、網膜視細胞を構成する桿体細胞と錐体細胞の発生分化
    や機能恒常性に関与している転写因子
    抗体染色実施例
    詳細はこちら 横にスクロールできます
    M194
    M194
    M195
    M195
    M196
    M196
    M197
    M197
    M198
    M198
    M202
    M202
    M202
    M227
    M202
    M228
    M202
    M229
    M202
    M230
    ※ 画像をクリックすると詳細が表示されます。
    Mouse L7/Pcp2

    Mouse Postnatal 1 day
    4% Paraform-aldehyde fixiation
    0.3 % Triton X-100/PBS 浸透化処理
    2% Skim-milk/PBS Blocking

    Cerebellum 小脳 陽性
    sagittal section(矢状断片)

    製品コード M194



    Mouse Otp

    Mouse E13.5
    4 % Paraformaldehyde 6 hr 固定
    0.3 % Triton X-100/PBS 浸透化処理
    2 % Skim-milk/PBS Blocking

    Hypothalamus(視床下部)陽性
    Hindbrain(後脳)陽性

    右:吻側    上:背側
    DAPIとの共染

    製品コード M195
    Mouse Emx1

    Mouse E10.5
    4 % Paraformaldehyde 固定
    0.3 % Triton X-100/PBS 浸透化処理
    2 % Skim-milk/PBS Blocking

    telencephalon 終脳  陽性
    sagittal section, dorsal at top


    製品コード M196
    Mouse Six3

    Mouse E10
    4 % Paraformaldehyde 固定
    0.3 % Triton X-100/PBS 浸透化処理
    2 % Skim-milk/PBS Blocking

    Forebrain 前脳  陽性

    Red:Anti Six3
    Blue:DAPI stain

    製品コード M197
    Mouse Otx2

    Mouse E10
    4 % Paraformaldehyde 6 hr 組織固定
    0.3 % Triton X-100/PBS 浸透化処理
    2 % Skim-milk/PBS Blocking

    中脳からForebrain 前脳にかけて 陽性

    Red:Anti Otx2
    Blue:DAPI stain

    製品コード M198
    Human Otx2

    Human ES由来神経塊
    4 % Paraformaldehyde 30分固定
    0.3 % Triton X-100/PBS 浸透化処理
    2 % Skim-milk/PBS Blocking

    Red:Anti Otx2 Green:Anti Bf1(市販)
    Blue:DAPI stain

    製品コード M199

    Mouse Bf1

    Mouse E11
    4% Paraformaldehyde 組織固定
    0.3% Triton X-100/PBS 浸透化処理

    Red:Anti Bf1
    Blue:DAPI staining

    製品コード M227

    Mouse Rx

    Mouse 頭部(矢状断面)
    4% Paraformaldehyde 組織固定
    0.3% Triton X-100/PBS 浸透化処理

    Red:Anti Rx
    Blue:DAPI staining

    製品コード M228

    Mouse Rx

    Mouse 頭部(矢状断面)
    4% Paraformaldehyde 組織固定
    0.3% Triton X-100/PBS 浸透化処理

    Red:Anti Rx
    Blue:DAPI staining

    製品コード M229

    Mouse Irx3

    Mouse E10
    4% Paraformaldehyde 6hr 組織固定
    0.3% Triton X-100/PBS 浸透化処理
    10% normal donkey serum/PBS Blocking

    Red:Anti Irx3
    Blue:DAPI staining

    製品コード M230

    Human L7/Pcp2

    Human ES cell derived Purkinje cells
    4% Paraform-aldehyde fixiation
    0.3 % Triton X-100/PBS 浸透化処理
    2% Skim-milk/PBS Blocking

    製品コード M202


  • ◆ 移植後のヒト細胞の検出に有用な抗体
    免疫組織染色、免疫蛍光染色に利用可能で、移植後のヒト細胞の検出に有用な抗体はこちら
    横にスクロールできます
    製品コード製品名特異性用途実施例
    Y40400STEM101ヒトKu80細胞核マーカーと反応するマウスモノクローナル抗体。
    脳を含む様々なヒト組織の細胞に反応
    マウス脳嗅球中の移植ヒト神経幹細胞核を検出
    Y40410STEM121ヒト細胞の細胞質内タンパク質と特異的に反応するマウスモノクローナル抗体。
    * ヒトの脳、肝臓、膵臓を含む様々な組織の細胞に存在。特に中枢神経系細胞で最もよく発現
    マウス脳の海馬に移植したヒト神経幹細胞の移行と分化を検出

    マウス肝臓に移植したヒト肝移植細胞を検出
    Y40420STEM123ヒトGFAPと反応するマウスモノクローナル抗体。
    * グリア細胞線維性酸性タンパク質:アストロサイトやアストログリア系の細胞に高発現している。
    In vitroでヒト神経幹細胞から分化したヒトGFAP+アストロサイトを検出

    マウス脳に移植したヒト神経幹細胞から分化したヒトGFAP+アストロサイトを検出
    ◆ STEM121、STEM101はマウスやラットに移植されたヒト細胞の生着、移行(移走)や分化の検出に使用可能
    ◆ STEM123はマウスやラットに移植されたヒト神経幹細胞に由来するアストロサイトの検出に使用可能
  • ◆ 細胞増殖(生存率測定、アポトーシス検出など)
    細胞増殖能力や細胞生存能力を発色測定により定量するためのアッセイキット

    アポトーシスを起こした細胞を蛍光顕微鏡やフローサイトメトリーで検出するためのキット
    in situ Apoptosis Detection Kit(製品コード MK500)を用いた実験例
    【 蛍光三重染色によるアポトーシスと分化細胞の検出 】
    (A) 位相差像。アポトーシス細胞に焦点を合わせてあるため、生細胞はあまり明瞭ではない。
    (B) Hoechst 33258による核DNAの染色
    (C) MF20抗体によるミオシン重鎖発現細胞(分化細胞)の検出
    (D) FITC-dUTP標識によるアポトーシス細胞核の検出
    スケールバー:20 μm
    千葉大学理学部生物学教室 遠藤 剛 先生のご好意により掲載
    【 ホルマリン固定・パラフィン包埋組織切片での検出 】
    (左)正常腎臓(機能良好な移植腎臓)
    (右)急性拒絶反応を起こした移植腎臓

    京都府立医科大学第二外科 中嶋啓雄先生のご好意により掲載
  • ◆ 接着タンパク質測定(培養液中のVitronectin残存量の測定など)
    足場タンパク質として使用したVitronectin等細胞外マトリックスの培養液中の残存量を測定するのに有用です。


  • ◆ その他抗体

    細胞・細胞間接着関連

    細胞・細胞外マトリックス接着関連


その他、脳・中枢神経アルツハイマー病関連がん関連など様々な研究分野の抗体をご用意しています。
  便利な検索サイトをご利用下さい。