未分化な幹細胞から高度に機能を有する肝臓細胞への分化を誘導する上で、αフェトプロテイン測定とアルブミン測定との併用は、肝臓細胞の分化ステージと細胞機能の獲得状態のリアルタイムでの検知に有用です。
各生物種由来の神経発生分化マーカーの部分ペプチドで感作して得たポリクローナル抗体です。
神経発生分化マーカー関連抗体製品コード | 製品名 | マーカー遺伝子 | 説明 |
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M194 | Anti-MouseL7/Pcp2, Polyclonal | L7/Pcp2 | 脳・神経細胞におけるプルキンエ前駆細胞の検出マーカー |
M202 | Anti-Human L7/Pcp2, Polyclonal | ||
M195 | Anti-Mouse Otp, Polyclonal | Otp | 胚発生過程における後脳と視床下部ニューロンの検出マーカー |
M196 | Anti-Mouse Emx1, Polyclonal | Emx1 | 胚発生過程における大脳皮質ニューロンの検出マーカー |
M197 | Anti-Mouse Six3, Polyclonal | Six3 | 初期胚・脳形成における前脳・網膜領域の転写因子マーカー |
M198 | Anti-Mouse Otx2, Polyclonal | Otx2 | 胚発生過程における前脳および網膜視細胞(錐体細胞・桿体細胞)の分化を制御 する最上流転写因子マーカー |
M227 | Anti-Human/Mouse Bf1, Polyclonal | Brain factor 1 | 大脳神経前駆細胞に局在する転写因子。 大脳は、中枢神経系の発生過程において最も吻側に形成される終脳と呼ばれる位置に相当し、 本転写因子はその終脳の発生に関連するとされる。 |
M228 | Anti-Mouse Rx, Polyclonal | Rx | 眼の発生に関与し、網膜前駆細胞に特異的なタンパク質の発現にかかわる転写因子。 早期の眼の原基において発現し、網膜細胞の運命決定に必要とされる。 |
M229 | Anti-Human/Mouse Rx, Polyclonal (Guinea Pig) | ||
M230 | Anti-Mouse Irx3, Polyclonal | Irx3 | 中枢神経系の初期発生過程において神経板後方で発現する尾側神経にかかわる転写因子 |
M231 | Anti-Human Crx, Polyclonal | Crx | 光受容体と松果体に発現し、網膜視細胞を構成する桿体細胞と錐体細胞の発生分化 や機能恒常性に関与している転写因子 |
製品コード | 製品名 | 特異性 | 用途 | 実施例 |
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Y40400 | STEM101 | ヒトKu80細胞核マーカーと反応するマウスモノクローナル抗体。 脳を含む様々なヒト組織の細胞に反応 | マウス脳嗅球中の移植ヒト神経幹細胞核を検出 | |
Y40410 | STEM121 | ヒト細胞の細胞質内タンパク質*と特異的に反応するマウスモノクローナル抗体。 * ヒトの脳、肝臓、膵臓を含む様々な組織の細胞に存在。特に中枢神経系細胞で最もよく発現 | マウス脳の海馬に移植したヒト神経幹細胞の移行と分化を検出 マウス肝臓に移植したヒト肝移植細胞を検出 | |
Y40420 | STEM123 | ヒトGFAP*と反応するマウスモノクローナル抗体。 * グリア細胞線維性酸性タンパク質:アストロサイトやアストログリア系の細胞に高発現している。 | In vitroでヒト神経幹細胞から分化したヒトGFAP+アストロサイトを検出 マウス脳に移植したヒト神経幹細胞から分化したヒトGFAP+アストロサイトを検出 |