細胞・培地のカスタム製造


◆ 多能性幹細胞(iPS細胞)の樹立と細胞加工

疾患研究や再生医療研究など幅広い目的に利用可能なiPS細胞の樹立サービスを、ドナーソーシングの段階からご提供します。

ドナーソーシング
提携の医療機関を通じ、Takara Bio Europe Swedish Filial*1(TBE-SF:Takara Bio Europe S.A.S.(仏)のスウェーデン事業所)にてご希望の病歴や遺伝的背景などに合致した検体を取得
多能性幹細胞樹立
TBE-SFにてドナーソーシングにより取得した検体、あるいは、お客様よりご提供いただいた検体からの多能性細胞を樹立
⇒ 樹立した多能性細胞のマスターセルバンク(MCB)を作製
細胞加工
多能性幹細胞のゲノム編集細胞、分化細胞の作製*2
*2 弊社プロトコールによる分化誘導(膵β、肝、血管内皮細胞ヘの分化誘導)をご提供しています。
品質試験・特性解析
細胞・原材料の安全性、残留不純物、細胞純度などの品質試験の実施
遺伝子発現、ゲノム、メチル化、miRNAなどの細胞特性解析の実施
*1 Takara Bio Europe Swedish Filial
Takara Bio Europe Swedish Filial(スウェーデン・ヨーテボリ市)は、幹細胞に関連する豊富な専門知識を活用した、ES細胞、iPS細胞などの細胞製品、細胞培養用培地製品およびサービスを提供しています。
実験室写真


【 検体取得の流れ 】
1.倫理審査の実施
検体採取国の法令に遵守した倫理審査を実施のうえ、組織提供に関する同意書の作成
2.検体提供者の募集
医療機関との提携による検体提供者の募集と同意書の取得
3.検体提供者の選別
ご希望の要件に合致する検体提供者を、
  • 健康状態
  • 病歴
  • ウィルス感染の有無によりスクリーニング
4.検体採取
提携の医療機関により検体を採取・凍結保存後、TBE-SFへ輸送
◆ カスタム培地の製造

ヒトiPS/ES細胞用培地、リンパ球培地などのカタログ製品のカスタマイズ(培地組成の改変など)について、ご相談に応じて対応いたします。

<カタログ製品の例>
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カタログ製品の例

Xeno-Free培地とは・・・
Xeno-Free培地とは動物由来成分を含まない培地のことであり、培地中のタンパク成分がヒトリコンビナントもしくはネイテイブタンパク質で構成されています。培養細胞や組織を臨床応用する際に、ウシ血清などを用いて培養された細胞はウシ疾患の感染のリスクなどがあり、安全性の面で問題があるため、再生医療研究においては、こうしたリスクを回避するために、無血清、動物由来成分を含まない培地を使用することが潮流となりつつあります。

■ お問い合わせ

お客様のご要望に応じて、柔軟に対応させていただきます。

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