【シングルセルクローニングの効率】
DEF-CSシステムは、3種のiPS細胞株において、他社培地と比較して最も高いシングルセルクローニング効率を示した。 (弊社比較データ)
【TRA1-60、SSEA4未分化マーカーの発現確認】
各培地を用いたシングルセルクローニングにて取得したiPS細胞クローン各5個ずつを選択し(クローニング細胞が5個未満の場合は全クローンを選択)、拡大培養後、TRA-1-60とSSEA4の未分化マーカー発現をフローサイトメトリーで解析した。DEF-CSで取得したクローンは、未分化マーカーの高い陽性率と発現強度を示した。一方、他社培地で得られたクローンは、未分化マーカーの発現が一部またはほとんど消失していた。 (弊社比較データ)
結論
Cellartis DEF-CS Culture Systemを用いたヒトiPS細胞のシングルセルクローニングを検討した結果、他社製品と比較して、高効率にiPS細胞のシングルセルクローニングが可能であり、iPS細胞をより安定して増殖させることができた。
さらに、クローニング後のiPS細胞の未分化状態は、Cellartis DEF-CS Culture Systemで高く維持できたが、他社製品では未分化マーカー発現が一部またはほとんど消失していた。