CycleavePCR法によるSNPタイピング

一塩基多型(SNP:single nucleotide polymorphism)のタイピングを行う場合、多型部位をカバーするようにRNA部分を設定した、蛍光標識の異なる野生型、変異型のサイクリングプローブをデザインすることがポイントとなる。これらのプローブとRNase H存在下で、調べたい多型部位を含む領域のPCR増幅を行いながら、リアルタイムに蛍光強度の変化をモニタリングすることで、迅速かつ正確なタイピングを行うことが可能である。


CycleavePCR法によるSNPタイピング


SNP解析用サイクリングプローブの設計について
 以下のような条件になるように設計しています。
  • 増幅鎖長は、90~300 bp
  • プローブ鎖長は、7~14塩基
  • プローブのRNA塩基は、Aまたは、G塩基とする(プローブがRNaseA耐性となる)
  • プローブのRNA塩基は、SNPサイトまたは、SNPサイトの3’側隣に設定する