バイオ医薬品の開発・製造に伴走する

CDMO事業

製薬企業などから医薬品の製法開発から製造までの工程を受託するCDMO事業に取り組んでいます

製薬業界では、医薬品の開発や製造を効率的に行うために、バリューチェーンをいくつかに分け、工程の一部を外部機関へ委託するケースが増えています。
タカラバイオは、自社の遺伝子治療薬の臨床開発で培った豊富な経験、独自の創薬基盤技術、国内最大級の製造施設である遺伝子・細胞プロセッシングセンターを備えています。細胞医療・遺伝子医療分野のCDMOのリーディングカンパニーとして、国内製薬企業やバイオベンチャーの開発・製造をワンストップでサポートする体制を整えています。

■タカラバイオの事業領域

医薬品は、時代とともにその有効成分や製造方法が大きく変化しています。
初期の医薬品は、アスピリンやスタチンなどの低分子化合物が主流で、有機化学合成によって作られました。その後バイオテクノロジーの発展によりインスリンやインターフェロンなどのホルモンや抗体などの生体成分を利用したバイオ医薬品が登場しました。
さらに近年では、免疫細胞や幹細胞を用いた細胞治療、治療効果を持つ遺伝子を利用する遺伝子治療、iPS細胞による再生医療など、多様なモダリティ(治療法)が開発されています。これらの新しいモダリティは、従来の医薬品よりも副作用が少なく、高い治療効果が期待されています。
当社では、多様なモダリティの中でも、特に、細胞治療・遺伝子治療、再生医療に注力しています。
これらの分野のCDMOは、現状では上市品が少ないため市場規模は小さいですが、新モダリティとして製薬企業の開発意欲も高く、今後大きく成長することが期待されます。

タカラバイオのCDMO事業は「再生医療等製品関連受託」と「遺伝子解析・検査関連受託」の2分野に大別されます。
再生医療等製品関連受託のクライアントは製薬企業やバイオベンチャーであり、遺伝子治療薬の開発・製造に関し、初期開発から商用生産までをワンストップでサポートしています。遺伝子解析・検査関連受託では、大学などの研究機関や企業をクライアントとして、大型ゲノム解析プロジェクトや遺伝子検査などのサービスを提供しています。

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