タカラバイオ株式会社は、主力製品である研究用試薬の輸送時に使用する発泡スチロール製保冷箱の素材をリサイクル素材に変更し、利用を開始しました。
研究用試薬には、常温のほか、冷蔵、冷凍など、取り扱いや輸送に温度管理が必要となるものがあります。輸送にあたっては、熱、衝撃、振動による影響を避けるため、製品仕様に合わせて、保冷剤や冷却材、緩衝材と共に発泡スチロール製の保冷箱に梱包し、品質・性能を保持しています。
このたび、環境への配慮の観点から、輸送用保冷箱を、使用済み発泡スチロールや廃家電のポリスチレンから再生した樹脂を100%使用した「再生発泡スチロール」製に変更しました。これにより年間約10トンの発泡スチロールをリサイクル素材に切り替えます。
当社では、地球環境の保全と事業活動の調和を経営上の重要な課題ととらえ、このほかにもアルミレス素材袋への切り替えや、紙素材の製品箱をFSC認証材へ切り替えるなど、製品パッケージの環境負荷軽減対策を進め、環境負荷の削減に努めています。
【冷蔵・冷凍試薬の輸送時の梱包例】
①保冷箱(再生発泡スチロールに切り替え) ②製品紙箱 ③緩衝材 ④冷却材