タカラバイオ株式会社は、プロテオーム解析~{(注1)}受託の国内大手である、株式会社ファーマフーズのアプロサイエンスグループ(以下、アプロサイエンス https://apro-s.com/ )との業務提携により、高感度プロテオーム解析Olink®などの各種プロテオーム解析受託サービスを拡充します。

 

 当社は、疾患原因やバイオマーカー~{(注2)}探索を行う製薬企業や臨床研究者向けに、ゲノム解析などの各種受託サービスを提供しています。また、昨年より微量臨床検体から網羅的にタンパク質を検出する高感度プロテオーム解析(Olink®)を開始し、ゲノムからタンパク質まで、幅広い検体をカバーするサービスの充実を進めています。

 今回の提携により、アプロサイエンスの豊富なタンパク質分析サービスと組み合わせが可能となり、幅広い分析ニーズに応えることが可能になります。

提携のポイント

高感度プロテオーム解析Olink®に、これまでの次世代シーケンサー~{(注3)}を用いたハイスループット型解析「Olink®Explore」に加え、定量PCR法(注4)による検証型解析「Olink®Target」、「Olink®Flex」が追加され、スクリーニングから詳細な解析による検証まで幅広いサービスの提供が可能になります。

提携のポイント

  • 高感度プロテオーム解析Olink®に、これまでの次世代シーケンサー~{(注3)}を用いたハイスループット型解析「Olink®Explore」に加え、定量PCR法~{(注4)}による検証型解析「Olink®Target」、「Olink®Flex」が追加され、スクリーニングから詳細な解析による検証まで幅広いサービスの提供が可能になります。
  • アプロサイエンスが実施するLC-MS/MS分析(注5)を用いたFFPE組織(注6)からのショットガン解析(注7)や網羅的なタンパク質同定サービスなどのプロテオーム解析もサポートが可能になります。

 当社は、ゲノムからトランスクリプトーム~{(注8)}やプロテオーム研究までをトータルサポートできるサービスの提供を通じ、先端ライフサイエンス研究の発展を支援していきます。

【株式会社ファーマフーズについて】

設立

1997年9月12日

資本金

2,038百万円(2021年7月末現在)

本社

京都市西京区御陵大原1-49

代表者

金 武祚(代表取締役社長)

事業内容

機能性食品素材の開発・販売、通信販売事業、バイオメディカル事

【株式会社ファーマフーズバイオメディカル事業部アプロサイエンスグループについて】

最先端のライフサイエンス技術をもとに受託サービスや研究用試薬の提供を行う。

特にプロテオーム解析では国内最先端の技術を持ち、大学や企業の研究者向けに受託サービスを提供し、多くの実績がある。2022年6月に国内初となる「Olink® Target」受託サービスを、2023年2月に「Olink® Flex」受託サービス

 

【関連ニュースリリース】

「次世代シーケンサーを用いた高感度プロテオーム解析(Olink®)受託サービス開始」(2022年12月14日)

https://ir.takara-bio.co.jp/ja/news_all/news_Release/news_22m12-wS2h9Njs9HjuQ0zl.html

 

【本サービスの紹介】

https://catalog.takara-bio.co.jp/jutaku/basic_info.php?unitid=U100009552

 

【お問い合わせウェブサイト】

https://www.takara-bio.co.jp/research/support/jutaku/index.php

 

 

【語句説明】

(注1)プロテオーム解析

生体内に存在するタンパク質の全体を指す呼称。

 

(注2)バイオマーカー

疾患の存在や進行状態を反映した生体分子。

 

(注3)次世代シーケンサー

塩基配列データを並列に大量取得することができる装置。取得したデータの中から特定の塩基配列の量を定量することが可能。

 

(注4)定量PCR法

PCRの増幅量を測定することで特定の塩基配列の量を定量する手法。

 

(注5)LC-MS/MS分析

HPLCによるペプチドの分離とMS/MSによる質量分析を組み合わせることで、複数のタンパク質を同時に同定することが可能な分析法。

 

(注6)FFPE組織

ホルマリン固定パラフィン包埋(formalin-fixed paraffin-embedded:FFPE)で固定化した組織検体。FFPE組織は病理組織診断で主に使用されるが、室温で長期間保管が可能なため、多くの研究機関で保管されていることが多く、病理組織診断だけではなく遺伝子解析やプロテオーム解析にも利用されている。

 

(注7)ショットガン解析

酵素消化によってタンパク質試料を短いペプチド混合物にした後に、質量分析計を用いて網羅的にタンパク質を同定する分析方法。

 

(注8)トランスクリプトーム

生体内に存在する転写産物(mRNA)の全体を指す呼称。

この件に関するお問い合わせ先 : タカラバイオ株式会社 広報・IR部
Tel 077-565-6970

当資料取り扱い上の注意点
資料中の当社による現在の計画、見通し、戦略、確信などのうち、歴史的事実でないものは、将来の業績に関する見通しであり、これらは現時点において入手可能な情報から得られた当社経営陣の判断に基づくものですが、重大なリスクや不確実性を含んでいる情報から得られた多くの仮定および考えに基づきなされたものであります。実際の業績は、さまざまな要素によりこれら予測とは大きく異なる結果となり得ることをご承知おきください。実際の業績に影響を与える要素には、経済情勢、特に消費動向、為替レートの変動、法律・行政制度の変化、競合会社の価格・製品戦略による圧力、当社の既存製品および新製品の販売力の低下、生産中断、当社の知的所有権に対する侵害、急速な技術革新、重大な訴訟における不利な判決などがありますが、業績に影響を与える要素はこれらに限定されるものではありません。