タカラバイオ株式会社の100%子会社であるTakara Bio USA Holdings, Inc.(米国カリフォルニア州サンノゼ市、以下「TBUSH社」)は、米国の10x Genomics, Inc.(以下「10x社」)との間で、空間トランスクリプトーム解析~{(注1)}(以下「空間解析」)で利用されるSpatial製品「Seeker™」および「Trekker™」に関して、特許ライセンス契約を締結しました。本契約の締結により、当社グループは、販売地域の制限なく、全世界において、Seeker™およびTrekker™を提供することが可能となります。
Seeker™およびTrekker™は、当社が2025年1月に買収したCurio Bioscience, Inc.によって開発された、先進的な空間解析用の製品(Spatial製品)です。NGS(次世代シーケンシング)~{(注2)}技術を用いた解析は、バルク解析からシングルセル解析、さらには空間解析へと急速に発展していますが、当社は、Seeker™およびTrekker™をこの新規成長分野である空間解析の中核製品と位置付けています。
当社子会社Takara Bio USA, Inc.のPresident & CEOであるCarol Louは、「今般の契約で特許係争を解消することができ、私たちは、当社の空間マルチオミクス技術へのグローバルなアクセスを拡大し、世界中の研究者による研究のさらなる発展を支援できることを大変嬉しく思っています。Seeker™とTrekker™が世界中で利用可能となったことで、より多くの研究者が、多くの位置情報を統合した包括的な空間解析データを得ることができるようになり、幅広い応用分野で、新たな発見の創出を加速させることが可能になります。」と述べています。
なお、本件による当社の2027年3月期連結業績への影響は軽微です。
【10x Genomics, Inc.について】
名称:10x Genomics, Inc.
所在地:6230 Stoneridge Mall Road, Pleasanton, CA 94588 USA
事業内容:シングルセル解析および空間解析分野における研究用機器・試薬の開発・製造・販売
<語句説明>
(注1)空間トランスクリプトーム解析(空間解析)
遺伝子が組織中のどの細胞で発現していたかという情報(位置情報)を保持しながら、高い分解能で網羅的に解析する技術です。空間情報と複数の分子情報(トランスクリプトーム等)を統合的に捉えるアプローチは空間マルチオミクスと呼ばれます。
(注2)次世代シーケンシング(NGS)
最新の塩基配列解析法で、数百から数億個の塩基配列データを並列に大量取得します。迅速かつ低コストでの塩基配列解析が可能となり、多くの遺伝子解析の場面で使用されています。次世代シーケンシング法に基づく解析装置を次世代シーケンサーといいます。
この件に関するお問い合わせ先 : タカラバイオ株式会社 広報・IR部
Tel 077-565-6970
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