タカラバイオ株式会社は、AMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)が公募した令和8年度「ワクチン・新規モダリティ研究開発事業」の感染症有事における迅速なワクチン開発・製造に資する革新的基盤技術の研究開発(mRNAワクチンの鋳型DNA調製に係る技術改良)に応募し「次世代型セルフリー直鎖DNA製造プロセス開発」のテーマで採択されました。

 

 mRNAワクチンは、遺伝子配列に基づいて迅速に設計・製造できるため、パンデミックに対する迅速な供給に適する一方、IVT(※1)用の鋳型DNAの製造が律速となっています。現行の大腸菌を使った鋳型DNAの製造では、カルタヘナ対応や工程・不純物管理、スケール制約がボトルネックであり、セルフリー(大腸菌を使用しない)/酵素法による製造法が短期化できる代替法として期待されています。本採択テーマでは、当社の酵素開発力および製造能力を生かし、RCA(※2)を応用した、高精度かつ短期間で鋳型DNAを国内で安定供給できる製造基盤の確立を目指します。

 当社は、mRNAモダリティ製造に必要な様々な酵素供給や製造受託サービスに加え、新たな技術開発により基盤技術を整備し、GMPプロセスを想定した原材料の供給や製造法を確立していきます。

 

 当社は、本技術開発を通じて、有事のワクチン実装化に資すると同時に、再生・細胞医療・遺伝子治療などを含む先端医療の社会実装を支援し、人々の健康に広く貢献してまいります。

 

 

*本事業の詳細はAMEDのホームページをご覧ください

 令和8年度 「ワクチン・新規モダリティ研究開発事業(一般公募)」(感染症有事における迅速なワクチン開発・製造に資する革新的基盤技術の研究開発)の採択課題について

   https://www.amed.go.jp/koubo/03004/02/C_00002.html

 

 

※1  IVT(in vitro transcription) 

T7等のプロモーターを有する鋳型DNAを用い、RNAポリメラーゼとNTPにより目的mRNAを試験管内で合成する工程。

 

※2  RCA(Rolling Circle Amplification)

RCA(ローリングサークル増幅)は、環状化した鋳型DNAをPhi29 DNAポリメラーゼ等の強いstrand displacement活性を有する酵素で等温増幅し、長鎖コンカテマーDNAを高収量に得る手法。高い校正活性を背景に、短リードタイム・セルフリーで鋳型DNAを調製でき、培養由来不純物(エンドトキシン等)の混入リスク低減が期待されます。

この件に関するお問い合わせ先 : タカラバイオ株式会社 広報・IR部
Tel 077-565-6970

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