低温・高塩濃度条件下で高い活性を有する核酸分解酵素を発売

　タカラバイオ株式会社は、低温・高塩濃度条件下で高い活性を有する核酸分解酵素「NucleoGone™ Endonuclease, Cold- and Salt-active」（以下、本試薬）を5月21日より発売します。

 

　本試薬は、一本鎖、二本鎖、直鎖状および環状といったあらゆる形態の核酸（DNAおよびRNA）を効率的に分解する非選択的エンドヌクレアーゼで、低温・高塩濃度条件下でも高い活性を有しています。300 mMを超える高塩濃度条件および4-37℃の比較的低い温度条件で効果を発揮するため、例えば、アデノ随伴ウイルス（AAV)ベクター製造時に高塩濃度条件下でウイルス粒子を本試薬で処理することによる収量改善効果、また、タンパク質の精製工程において高塩濃度条件下で本試薬を用いて低温で核酸除去することによる収量改善効果が期待できます。

 

＜本製品の特長＞

・細胞粗抽出液に含まれる多様なDNAおよびRNAを分解

・低温、高塩濃度条件下でも高い活性を保持

 

　当社は、研究用試薬から医薬品の原薬等の製造に適したGMPグレード品まで、多様な関連製品の開発・販売を行っています。また、遺伝子治療やバイオ医薬品などの製法開発から製造、品質試験のCDMO受託サービスを幅広くワンストップで提供することで、新モダリティの発展を支援します

 

【製品概要】　

【製品画像】

NucleoGone™ Endonuclease, Cold- and Salt-active

【製品情報サイト】

https://catalog.takara-bio.co.jp/product/basic_info.php?unitid=U100009774

 

＜参考＞

低塩濃度条件での核酸分解には、発売中のNucleoGone™ Endonuclease（2490A）がご利用いただけます。

【製品に関するお問い合せ先】　

テクニカルサポートライン

オンライン：　https://www.takara-bio.co.jp/research/support/tsl/index.php

電話：　077-565-6999（平日9時－17時）

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