タカラバイオ株式会社は、2017年1月より京都大学iPS細胞研究所(以下、CiRA)とiPS細胞技術の臨床応用に向けた共同研究を実施してきましたが、この度、第17回日本再生医療学会総会(本年3月21日~23日開催、パシフィコ横浜)のセミナーにて本共同研究の成果の一部を発表いたしますので、お知らせいたします。

 

 CiRAとは、より品質の高いiPS細胞を継続的に製造することを目的に、CiRA附属細胞調製施設において、アカデミアにおけるGMP体制の強化、ならびに、出荷試験の項目と規格値等の策定を目指し、共同研究を実施してきました。この度の発表では、当社が提供する再生医療等製品開発支援サービスの紹介に加え、共同研究で検討したiPS細胞の品質試験に関する内容についても発表いたします。

 

 当社では遺伝子治療・細胞医療などの再生医療製品の製造開発支援(CDMO事業)の展開に注力しており、再生医療等製品の開発・製造・品質試験などのサービスを含め、さらに事業を拡大させてまいります。

【発表概要】

<参考資料>

【語句説明】

GMP

Good Manufacturing Practiceの略で、医薬品を製造する際に遵守すべき「医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準」を指します。GMPは、安全で品質が担保された医薬品を供給するため、医薬品の製造時の管理、遵守事項を各国の規制当局が定めたものです。

 

CDMO

Contract Development and Manufacturing Organizationの略です。再生医療等製品の開発・製造支援サービス業のことを指します。