2017年

2017/11/02

京都大学iPS細胞研究所(CiRA)
臨床応用研究部門 川口 義弥 教授と共同研究を開始 

 タカラバイオ株式会社は、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)臨床応用研究部門 川口義弥教授と、「ヒトiPS細胞由来の消化器系細胞の製造技術開発」についての共同研究を開始しましたのでお知らせします。
 
 従来より、医薬品候補物質の評価試験では、ヒトから採取した細胞を培養した初代培養細胞が多く用いられてきました。
しかしながら初代培養細胞は、安定供給が難しく、ロットの違いによる試験結果の再現性などに問題があり、改善が期待されていました。これに対しiPS細胞由来の分化細胞は、大量培養・安定供給、ヒトの各種細胞の性質を忠実に反映できる可能性が高く、初代培養細胞の代替品として期待が高まっています。
 
 iPS細胞由来分化細胞の中でも、医薬品候補物質の毒性・代謝評価ツールとして特に期待されているのが、心筋細胞や肝臓細胞・膵臓細胞等の消化器系細胞です。当社は既に、ヒトiPS細胞由来心筋細胞・血管内皮細胞や、肝臓細胞・膵臓細胞の販売を開始し、多くの研究者に利用いただいていますが、生体の細胞の性質をさらに忠実に反映したiPS細胞由来分化細胞の開発を進めるために、本共同研究を開始しました。
 
 川口教授は、十二指腸や胆管、膵臓などの消化器系細胞・組織の発生機構解明の研究などに取組んでおり、当社が持つiPS細胞誘導技術と組み合わせ、より高い品質・純度・機能性のiPS細胞由来消化器系細胞の開発を進めていきます。
 
 当社は、今後もiPS細胞研究分野に関する新製品・サービスの開発及び拡充に注力し、同分野における売上を拡大させてまいります。

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