2017年

2017/10/19

新規iPS細胞作製法の全世界での独占的実施権を取得

 タカラバイオ株式会社は、国立大学法人九州大学(以下「九州大学」)と、九州大学が保有する、新規遺伝子導入用ベクターである麻疹ウイルスベクターを用いたiPS細胞作製技術のライセンス契約を締結し、全世界での独占的実施権を取得しましたのでお知らせします。
 
 当社は、本技術の発明者である東京大学医科学研究所ALA先端医療学社会連携研究部門 谷 憲三朗 特任教授(元九州大学生体防御医学研究所 教授)、及び国立感染症研究所 ウイルス第三部 竹田 誠 部長(元九州大学大学院医学研究院 准教授)らと麻疹ウイルスベクターを用いたiPS細胞作製技術開発の共同研究を実施しております。
 
 麻疹ウイルスはパラミクソウイルス科に属する一本鎖RNAウイルスです。麻疹ウイルスベクターは、麻疹ウイルスの本来持つ病原性及び伝播性に関する遺伝子を欠損させ、目的の遺伝子を搭載できるよう改変した遺伝子導入用ウイルスベクターです。 麻疹ウイルスベクターは、搭載した遺伝子が細胞質内でのみ転写・翻訳されるため染色体に遺伝子が組み込まれず、特に免疫細胞や造血幹細胞などに高効率で遺伝子導入することが可能で、効率良くiPS細胞を作製できます。
 
 今後、当社においてiPS細胞作製用麻疹ウイルスベクターの最適化・大量製造法の開発などをさらに進め、麻疹ウイルスベクターを用いた新製品・受託サービスメニューを開始する予定です。
 
 当社は今後も麻疹ウイルスベクターを含む各種ベクター技術やiPS細胞関連製品・サービスの開発に注力してまいります。
 
 

この件に関するお問い合わせ先 : タカラバイオ株式会社 広報・IR部

Tel 077-565-6970

 

当資料取り扱い上の注意点

資料中の当社による現在の計画、見通し、戦略、確信などのうち、歴史的事実でないものは、将来の業績に関する見通しであり、これらは現時点において入手可能な情報から得られた当社経営陣の判断に基づくものですが、重大なリスクや不確実性を含んでいる情報から得られた多くの仮定および考えに基づきなされたものであります。実際の業績は、さまざまな要素によりこれら予測とは大きく異なる結果となり得ることをご承知おきください。実際の業績に影響を与える要素には、経済情勢、特に消費動向、為替レートの変動、法律・行政制度の変化、競合会社の価格・製品戦略による圧力、当社の既存製品および新製品の販売力の低下、生産中断、当社の知的所有権に対する侵害、急速な技術革新、重大な訴訟における不利な判決等がありますが、業績に影響を与える要素はこれらに限定されるものではありません。

 
 

<参考資料>

【語句説明】

麻疹ウイルス

麻疹ウイルスはパラミクソウイルス科に属する一本鎖RNAウイルスで、はしかの原因です。麻疹ウイルスの毒性及び伝播性を遺伝子工学的に欠損させ、目的の遺伝子を搭載できるようしたものが麻疹ウイルスベクターです。

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