2016年

2016/12/05

ヒトiPS細胞から作製した研究用血管内皮細胞製品の販売を開始

タカラバイオ株式会社は、ヒトiPS細胞から作製した研究用血管内皮細胞製品を、本日より日本国内で販売いたします。
 
当社は、京都大学iPS細胞研究所の山下潤教授によって研究開発されたiPS細胞の分化誘導技術を、iHeart Japan株式会社(以下、「iHeart」)から2014年6月に導入し、2016年6月にはiPS細胞由来心筋細胞「MiraCellTM Cardiomyocytes (from ChiPSC12)」を製品化するとともに、血管内皮細胞(以下、iPSC-EC)製品「MiraCellTM Endothelial Cells (from ChiPSC12)」の製品開発も併せて進めてまいりました。
 
今回開発されたiPSC-EC作製技術では、既に販売している「MiraCellTM Cardiomyocytes (from ChiPSC12)」と同様、薬剤耐性遺伝子を人為的に導入することなく、極めて純度が高いiPSC-ECが取得できます。そのため、当製品は、薬剤耐性遺伝子による影響を心配することなく、血管新生のメカニズムの解析や医薬品候補物質の毒性評価、器官・組織の作製検討などに用いることができます。
当製品に関する研究成果を、本年12月8日から開催される第24回日本血管生物医学会学術集会/第14回日韓血管生物合同シンポジウムにおいて発表いたします。
 
当社は、幹細胞研究分野を注力分野と位置づけ、当該研究領域を支援する製品・サービスを開発し、事業拡大を図ってまいります。
 

製品コード 製品名
Y50055 MiraCellTM Endothelial Cells (from ChiPSC12) Kit

本製品の価格等の詳細やご購入については、当社営業部 営業企画担当(TEL:077-565-6972)までお問い合わせください。
 

この件に関するお問い合わせ先 : タカラバイオ株式会社 事業開発部

Tel 077-565-6970

 

当資料取り扱い上の注意点

資料中の当社による現在の計画、見通し、戦略、確信などのうち、歴史的事実でないものは、将来の業績に関する見通しであり、これらは現時点において入手可能な情報から得られた当社経営陣の判断に基づくものですが、重大なリスクや不確実性を含んでいる情報から得られた多くの仮定および考えに基づきなされたものであります。実際の業績は、さまざまな要素によりこれら予測とは大きく異なる結果となり得ることをご承知おきください。実際の業績に影響を与える要素には、経済情勢、特に消費動向、為替レートの変動、法律・行政制度の変化、競合会社の価格・製品戦略による圧力、当社の既存製品および新製品の販売力の低下、生産中断、当社の知的所有権に対する侵害、急速な技術革新、重大な訴訟における不利な判決等がありますが、業績に影響を与える要素はこれらに限定されるものではありません。

<参考資料>

【iHeart Japan株式会社の概要】

会社名 : iHeart Japan 株式会社       TB0593_Logo

設 立 : 2013年
代表者 : 代表取締役社長 角田健治
所在地 : 京都市左京区聖護院川原町53 京都大学メディカルイノベーションセンター
事業内容 : iPS細胞を使った細胞医薬とリサーチ・ツールの開発等
ホームページ:   http://www.iheartjapan.jp

【研究成果 発表概要】

学会名 第24回日本血管生物医学会学術集会/第14回日韓血管
生物合同シンポジウム
場所 長崎ブリックホール
セッション名/番号 Oral Session 4/OS4-1
発表日時 12月9日(金) 15:00~17:00
演題名 The Utility of the High Purity of Endothelial Cells from Human Induced Pluripotent Stem Cells

 

【語句説明】

iPS細胞

体細胞に、数種類の遺伝子を導入することなどによって分化多能性が誘導された幹細胞の一種です。2006年に京都大学山中伸弥教授らのグループにより、この現象が発見され人工多能性幹細胞(induced Pluripotent Stem Cells:iPS細胞)と名付けられました。iPS細胞は、ES(Embryonic Stem)細胞とほぼ同等の分化多能性を示すことから、新薬開発、疾患の病態解明や再生医療への応用が期待されています。

血管内皮細胞

血管を構成する細胞で、三層からなる血管構造のうち最も内側に存在する内膜を構成する細胞です。血管緊張性の調節、血管内血液の凝固防止、血管新生などの血管のもつ様々な重要機能に深く関与していることから、ヒト臍帯静脈由来の内皮細胞をはじめとする初代血管内皮細胞は生理学や薬理学研究を中心に幅広く利用されています。

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