2014年

2014/11/04

iPSアカデミアジャパン株式会社との契約締結について

タカラバイオ株式会社は、iPSアカデミアジャパン株式会社(以下、「iPS AJ社」)と、本年11月4日付けで、国立大学法人京都大学山中伸弥教授らが発明したiPS細胞の作製に関する特許を分化細胞ビジネスにおいて利用するための特許実施許諾契約を締結しましたので、お知らせいたします。

 

当社は、既に、iPS AJ社よりiPS細胞の作製に関する特許実施許諾を受けてiPS細胞作製関連のビジネスを行ってまいりましたが、本契約により、iPS細胞由来の各種分化細胞を利用した製品販売、サービスが可能となり、ビジネス領域を拡大させます。

 

当社は、本年6月に京大発ベンチャーiHeart Japan株式会社より心筋細胞の作製技術を導入し、本年8月には幹細胞を肝臓細胞や膵臓細胞などへ分化させる技術を持つCellectis AB社(旧Cellartis社)を買収し、幹細胞関連技術や製品の拡充をしてまいりました。また、本年10月に独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)により採択された研究開発委託事業「国際基準化に向けた心毒性評価法確立のための細胞製造・計測技術の開発」にて、当社は、医薬品の心毒性評価に使用できるiPS細胞由来の心筋細胞の大量製造技術及び品質試験法を国立大学法人京都大学iPS細胞研究所の山下潤教授らと開発いたします。

 

当社は、今後とも幹細胞研究分野に関する新製品・サービスの開発及び拡充に注力し、同分野における売上を拡大させてまいります。

 

なお、本契約締結による、当社連結及び単体の平成27年度3月期業績見込への直接的な影響は軽微です。
 

この件に関するお問い合わせ先 : タカラバイオ株式会社 事業開発部
Tel 077-543-7212

 

当資料取り扱い上の注意点

資料中の当社による現在の計画、見通し、戦略、確信などのうち、歴史的事実でないものは、将来の業績に関する見通しであり、これらは現時点において入手可能な情報から得られた当社経営陣の判断に基づくものですが、重大なリスクや不確実性を含んでいる情報から得られた多くの仮定および考えに基づきなされたものであります。実際の業績は、さまざまな要素によりこれら予測とは大きく異なる結果となり得ることをご承知おきください。実際の業績に影響を与える要素には、経済情勢、特に消費動向、為替レートの変動、法律・行政制度の変化、競合会社の価格・製品戦略による圧力、当社の既存製品および新製品の販売力の低下、生産中断、当社の知的所有権に対する侵害、急速な技術革新、重大な訴訟における不利な判決等がありますが、業績に影響を与える要素はこれらに限定されるものではありません。

 

<参考資料>

 

【iPSアカデミアジャパン株式会社の概要】

会社名 iiPSアカデミアジャパン株式会社
設立 平成20年6月25日
代表者 代表取締役社長  白橋 光臣
住所 京都市上京区河原町通今出川下る梶井町448番地5号
事業概要 iPS細胞等にかかる特許発明の実施許諾事業
京都大学作製iPS細胞の企業への提供
ビジネス協議会の運営
ホームページ http://www.ips-cell.net/j/index.php

 

【語句説明】

 

iPS細胞

体細胞に、数種類の遺伝子を導入することなどによって分化多能性が誘導された幹細胞の一種です。2006年に京都大学山中伸弥教授らのグループにより、この現象が発見され人工多能性幹細胞(induced Pluripotent Stem Cells:iPS細胞)と名付けられました。iPS細胞は、ES(Embryonic Stem)細胞とほぼ同等の分化多能性を示すことから、新薬開発、疾患の病態解明や再生医療への応用が期待されています。

多能性幹細胞

種々の細胞へ分化できる能力(多分化能)と分裂増殖を経ても未分化な細胞を維持できる自己増殖能を有する細胞のことをいいます。例えば、再生医療への応用が期待されているヒト初期胚より樹立されたES細胞(Embryonic Stem Cells:胚性幹細胞)やヒト体細胞をリプログラミングして得られた人工多能性幹細胞(induced Pluripotent Stem Cells:iPS細胞)も含まれます。

分化細胞

受精卵から細胞分裂を繰り返したのちに、心臓、肝臓、神経など特定の機能や形態を有する細胞へと分化した細胞のことをいいます。

心筋細胞

心臓を構成する筋肉細胞のことです。体細胞から心筋細胞を分化させることにより、再生医療への応用や、安全性試験などの創薬研究への利用が期待されています。

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